コラム「理・夢・久・遊」

NO.34 新たなステークホルダー

2019年8月19日、アップルやウォルマートなど米国の主要企業が名を連ねる

財界ロビー団体「ビジネスラウンドテーブル」が、企業経営の大原則「株主資本主義」を批判し、「ステークホルダー資本主義」への転換を企業トップ181名の署名とともに宣言した。

企業は、株主のためだけにあるのではなく、①顧客、②従業員、③サプライヤー、④コミュニティ、⑤株主のためにあり、株主はその一つにすぎないという宣言である。
「三方よし」の日本企業からすれば何を今更という観もするが、アメリカ式経営手法を学び、高配当と自社株買いで株主価値の最大化のみに邁進し、人生を賭して働く社員や技術・技能の蓄積や熟成された企業文化さえ手段化していた経営者には戸惑う方向転換であった。

プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)時代に突入し、世界中でSDGsが叫ばれている2022年、企業は誰のものであろうか。
既に、新しいステークホルダーが出現している。

それは、「地球」であり、
「未来の子どもたち」かもしれない。

「地球」や「未来の子どもたち」との対話できる企業経営が求められている。