お役立ち

No.18 私たちが本当に行きたい場所

新型コロナウィルス(COVID-19)で、会社も、日本社会も、世界全体が「人の分断」と「経済の停滞」に包まれた。

今後ワクチンができても、企業倒産・事業縮小に伴う解雇・失業者の増加・貧困・健康被害・自殺者の増加・治安悪化など負の慣性を押さえるのは困難かもしれない。

不安な時に、人はなかなか新しいことを起こせない。
内向きになり、殻に閉じこもりたい。
ただ、内向きになればなるほど事態は悪化していく。
コロナ禍では、世界の誰も傍観者でいられない。
私たち一人ひとりが当事者なのだ。

この状況下でも、多くの働く者が働き方の試行錯誤を始めている。
「資本集約(設備集約)型」のリアルなものづくりの現場でさえ三密対策をしながら。
「労働集約型」の店舗・ホテル・物流・病院では、お客さまとの接触にも万全の配慮をしつつ。
「知識集約型」は、初めての在宅勤務など。
働き方の試行錯誤時に注意しなければいけないのは、人の分断・孤独・無関心である。
コロナ禍の脅威は、「感染拡大」や「経済被害」だけではない。
人とのコミュニケーション被害そのものであり、それは「幸せ」疎外そのものに直結しかねない。

「ものづくり(MONOZUKURI)」でも、
「おもてなし(OMOTENASHI)」でも、
「テレワーク」の働く場でも、
コロナ禍で視野狭窄になってはいけない。
自分の視野を常に拡張させる問いが必要である。

「私(たち)が、本当に働きたい姿・暮らしたい世界は、どんな世界なのか」、と。

コロナ禍の対応にかまけて、自分が本当に大切にしたいことを見失ってはいないか。
新幹線からの景色のように流れ続ける情報洪水の中で、途方に暮れる不都合な真実空間の中で、諦めてはいないだろうか。

「仕事のこと」
「職場の仲間と成し遂げたいこと」
「家族との関係」
「この国の未来」
「働くこと」
「暮らすこと」
つまり、
「生きること」そのもの。

コロナ禍で「希望(本当に行きたい場所)」を見失って「幸せ」まで喪失しまわない為にも、働く仲間と問い続けよう。

「私(たち)が、本当に行きたい場所はどこなのだろうか」、と。

 

(2020/12/11)