お役立ち

No.7 自社の強みに拘り、時間をかけて熟成させる

京都には、差別化されてプライスプレミアムな製品を有するイノベーティブ企業が多い。

村田製作所(創業者 村田 昭)・オムロン(創業者 立石 一真)・京セラ(創業者 稲盛 和夫)・島津製作所(創業者 島津 源蔵)・ワコール(創業者 塚本 幸一)・堀場製作所(創業者 堀場 雅夫)・SCREEN(創業者 石田 才次郎)・日本電産(創業者 永守 重信)・任天堂(三代目 山内 溥)……。
已むに已まれぬ強烈な創業者から発せられた見事な企業理念を土台とするビジョナリーカンパニー群である。

京都のビジョナリーカンパニーは、自社の強みに拘った研究開発分野にしっかりと時間をかけ、投資を怠らない。
また、京都エリアは、意図的かどうかは不明だが理工系学部を備えた大学が多く、理系学生が多い。
産学共同するにも、理系社員の採用にも好条件である。

何もイノベーションは、新しいものに飛びつくことではない。
「BPR(ビジネス プロセス リエンジニアリング)」「CRM(カスタマー リレーションシップ マネジメント)」「ユビキタス革命」など新種の単語に踊らされることもなかっただろう。
もしかしたら、今流行の「SDGs(エス ディー ジーズ)」さえ冷ややかに流しているかもしれない。

自分たちの強みをしっかり見つめ、そこに拘って経営資源を集中させ、新しい地平を切り開いている企業たちだ。

これからは、そのような「モノづくり」エクセレントカンパニーも「モノつながり」や「コトづくり」が求められる。
自組織の強みだけでは、既に限界である。
では、誰が、どのように他組織(他社)とつなげ創発を起こすのか。

労働組合という信用でつながった組織同士が越境する異業種交流会は、オープンイノベーションに適した場である。
数多の社会変革や企業内革新を起こしてきた労働組合が、今度は事業創造(イノベーション)を起こす時代の到来なのである。

(2020/1/28)